広島県立美術館

9月23日
広島に着いた私はホテルに荷物を置いた後、すぐに外に出た。
ホテルの近くに広島県立美術館があるらしい
行かなくては・・・
かくして私は土砂降りの雨の中、着物でよちよち歩き続けたのだった。

「げっ?!多い・・・傘置くとこないじゃん・・・」
この日は、クロード・モネ展最終日。しかも休日。
雨だというのに人であふれてる。
モネか・・・睡蓮の絵や日傘をさした女の絵の人やなぁ・・・
「モネは日本人が好きな画家の1人です」
そんなキャッチフレーズも発見。
そういや、以前友達とゴッホ展行ったときも人であふれてたな・・・

メジャーな人の作品展だと老若男女、たくさん見にくるんだナぁ・・・改めて確認。

傘にひもなど結びつけ、気にしながらも入館。傘盗まれませんように・・・
盗まれたら帰りびしょぬれや・・・
「傘は天下の回りもの」
そういって傘を平然とぱくっている人もいるが(いるよね?)、私にはそんな度胸(?)はない。
どうか盗まれませんように・・・
学割使って入りました。

モネ・・・思ったよりすごかった。
初期の作品はいろいろ描いてて・・・
「うーん」
こんなものかなぁ・・・思ってたけど
「おっ!これきれーー。水を描くのがうまいんやなぁ・・・」
そう思いながら歩いてると
次から次へと
水を描いた作品。湖面や海面、河川など・・・
「本人も調子乗ったんやな。俺、水描くのうまいやんって」
そう思いながら再び奥へ。
疲れたな・・・
椅子に座ってぼぉっと絵を眺める。
近くの親子。
母親;一生懸命絵を見てる。
男の子;一生懸命手元のゲームボーイアドバンス・・・

確かに、ゲームと漫画・アニメは日本が世界に誇れるものかも知れないが・・・
モネの絵の中、ゲームボーイって・・・・

太陽を描いたものがあって、これもきれいだった。
「こりゃいいなぁ・・・」
館内の照明を消したら、この太陽・・・光を発するんじゃないだろうか・・・
そう感じたくらいだった。
「よし、この絵の絵葉書絶対買ってかえろ!」
決意する

モネ―印象派の誕生
シルヴィ・パタン, 渡辺 隆司, 村上 伸子

発売日 1997/06
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おすすめ平均
コンパクトでかつ内容充実の優れたモネの本。

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ゴッホ同様モネもジャパネスク。
北斎などの浮世絵の影響を強くうけているらしい。
特別に北斎の原画なども展示してあった。

「うめぇ・・・」
日本の絵ってレベル高かったんだなぁ・・・
あまりのすごさにしばらく北斎室にとどまった私。
北斎の絵葉書かって帰ろう・・」

絵葉書買いました。(^.^)
たくさん買っちゃった。
けど、例の太陽のやつ・・・あれは買わなかった。
今まで、美術館に行くと、必ずお気に入りの絵の絵葉書を買っていた私。
今回は買う気にならなかった。
「あまりに発色が違う・・・」
生でみたあの絵の輝き
電気消したら光るんじゃないかと思った太陽は、絵葉書の中でかなり陳腐な色・・・
こんなん買ってもうれしくないな・・・
そう思って買いませんでした。
はじめてです。
今までは、絵葉書買えば満足することが多かったのですが・・・

北斎の絵葉書は買いましたーー^^
北斎漫画という北斎のイラスト集みたいなものもあって、いい感じ。いま欲しい一冊。アマゾンで売ってるかなぁ?

北斎の世界―Hokusai
永田 生慈, 葛飾 北斎, John Bester