和田秀樹編

受験界の神、
和田秀樹。
私が彼を知ったのは高校生のときだった。
合理的な受験スタンスに、共鳴した私。
以来、彼の本はけっこう読んでいる（３０冊くらいは・・・）。
精神科医である彼は、
「精神関係」以外にも、その著書は多数あり
「心理関係」「老人問題」「教育問題」「受験テクニック」「経済問題」などなど
そのジャンルも多岐にわたっている。
今回読んだのは
「転職力」
と
「キャリアアップ力」
★
「転職力」の続編が「キャリアアップ力」である。
いつもながら、
ほんとに、読みやすい文だ。
終身雇用が消えつつある、現代。
従来の日本型労働環境は転換期を迎えているが、
そんな時代にわれわれ労働者がどういう心構えで働いていくべきか？
それは、
いつでも、自分で独立できるよう、つねに「向上心」をもち、
学び続けること。
結局、会社がいてほしいと思う人は「独立」できるような人材なのだ・・・皮肉なことに・・・
欧米輸入の転職システム。
ゆえに、日本人的感覚ではうまくいかないことも、多い。
この本では、小手先のテクニック（履歴書の書き方。面接の受け方など）を超えた、
「力」について、書かれています。
★
和田秀樹本、
昔は「メランコ人間・シゾフレ人間」（和田さんの唱えだした説）の話や、
「コフート」（アメリカの心理学者らしい）話が多かったが、
今回の著書は毛色がちがって、面白かったです。

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