怒りのゆきじろう君①

yukijirou2005-05-06

(ゆきじろう君怒りくるって、鈴に八つ当たり)
「こなくそっ!!こなくそ!!」
「・・・どうしたの?ゆきちゃん・・・鈴をいじめて・・・」
「ふん。おねえちゃんか。僕はいま、猛烈に腹たっているんだよ」
「どうしたのぉ?なにがあったの?」
「ふん。お姉ちゃんに言ってもね・・・」
「・・・・そんなこと言わずにさ、どうしたのよ、ゆきちゃん」
自民党のことさ」
「は??」
「だぁかぁらぁ!!自民党にむかついているんだよ、僕は!!」
「・・・ちょっと待って。ゆきちゃんが?自民党に??あの、政党の自民党??」
「悪い?僕だって、日本の行く末を心配する、いち日本インコだよ」
「だって・・・・ゆきちゃんと自民党がどう関係するの?」
「日本国民として、僕は自民党に腹立てているのさ!」
「・・・まっ、いーけど。どうして、腹立ててるの?」
「・・・おねえちゃん、5月3日は何の日さ?」
「え?ゴールデンウィーク?!」
「はぁ?バカじゃないの!!きーーーー!!!!」
(激しく鈴にあたるゆきじろう君)
憲法記念日だろ!!」
「あっ、そうだっけ?ふーん、それで?」
「それで?じゃないよ。お姉ちゃん。憲法って言えば、国の最高法規だよ!その記念日に、お姉ちゃんはなんて無関心なのさ!!」
「・・・だってぇ・・・関係ないじゃない?(それにインコにはもっと関係ないと思うけど・・・)」
「何か言った?」
「ううんっ!何にも言ってないよ、ゆきちゃん!」
「ふん。で、憲法記念日に毎年、NHKで、討論があってるんだよね。各政党の代表者が集まってね」
「ふーーん・・・それで、ゆきちゃんはそれを見てたわけ?」
「まあね。で、自民党さ!」
「むかついたの?なんで??」
「今年の自民党代表者は与謝野っていうおっさんだったんだけどさ・・」
「うんうん」
「言ってる事がむちゃくちゃなんだよ!!」
「どうむちゃくちゃなの??」
「簡単に言うとね、近代立憲主義を理解していないっていうか、そもそも憲法の存在意義をわかってないんだよ、あいつ!」
「・・・・」
「あれは、憲法を理解したうえで、愚民政治を狙っている確信犯か?それともほんとに不勉強なあほなのかっ!!!なぜ、あんな政党が与党なんだよっ!!国民はなぜ、自民党に票を入れるんだよっ!!愚民どもがぁっ!!!!!はぁ。はぁ。はぁ。」
「・・・・愚民どもって・・・こわいよ、ゆきちゃん・・・」
「と、ともかく僕はあのおっさんの言ってる事にむかつきまくったわけさ」
「具体的にどんな事が、近代立憲主義に反しているっていうの?っていうか、そもそも近代立憲主義ってなによ?ゆきちゃんは理解してるわけ?」
「なに?おねえちゃん、僕をバカにしてんの?いっとくけど、僕は超賢いインコだよ。人間がつくった立憲主義ぐらい理解してるよ!」
「じゃあ、わかりやすく教えて!」
「ふん。まっ、いいよ。」
ー続くー