ゆきじろうの投資1

昨日のぴーちゃんさんのリクエストにお答えしまして、
ゆきじろう的貯蓄話をすこしをば・・・

まず、日本は高度経済成長期を終え、
バブルを終え、
現在はデフレに陥っております。
金利もすずめの涙以下。
笑い話にもならない利子しかつきません。

皆さんの中には「元本割れ」が恐ろしく怖く、
とにもかくにも貯金
郵便貯金
銀行預金が一番堅実だと思われている方もたくさんいることでしょう。
わたしも、ずっとそう思っていました。
しかし、
自分の財産というものはもっと実質的に見なくてはならないようです。

100円で一本ジュースが買えました。
数年間インフレが続き、物価が上昇すると
ジュース一本120円になりました。
仮にはじめの100円を預貯金していたとして、利子が税引き後20円ついていないと
ジュースはもう買えないわけです。
でも、普通の人は100円が1年後105円になっていれば、それでほっとするのでしょうね。

一方、デフレが進むと
100円のジュースが一本80円になったりします。
デフレ下では普通金利も低いですが、
利子がほとんどつかず102円になってても、
22円おつりがきますね。

つまり、デフレ下では預貯金もOK。現金万歳!ということになりやすく
インフレ下では現金の価値はどんどん目減りしていくことになります、たとえ元本保証され、すずめの涙の利子がついたとしても・・・

問題は今の日本がどんな状況か?ということです。
長引くデフレ。
デフレもずっと続くわけではありません。
いつかインフレに変わってきます。
そのときに今の現金(預貯金)財産はどんどんその価値を失うことになります。
もちろん
緩やかなインフレがこの後日本に訪れるならば、
給料の上昇や金利の上昇で、補えるかもしれませんが。
しかし、緩やかなインフレで終わってくれるのか?ということです。

現在、日本の借金は700兆円とも、
1000兆円ともいわれています。
一方でアメリカの国債も400兆円引き受けている状態のようです。
アメリカではバブルの状態にあり、いつアメリカ国債も暴落するかわかりません。
仮にアメリカ国債が暴落すれば、
日本の国債も暴落の危険があります。
と、いうか、
既に日本の国債ボツワナ国債以下の格付けしかなく、
その引き受け手を必死に探している状態です。
これまでは保険会社や銀行が引き受けてきたものの、それも飽和状態、
そこで、「個人向け国債」などと銘打って日本国民に買ってもらっている状態です。もちろん海外の投資家は手を出しません。
借金を借金で返す虫のいい話がいつまでもとおるはずもなく。
今後政府のとる道は
まずは増税
それからインフレだと思われます。
すでに増税はどんどん加速度をまし、
何かにつけ、いろんな名目で税金を搾り取ろうと画策しています。
レジ袋にも税を課そうかっていうくらいですから。
これが、本当に環境問題を考えてのことなら、わたしも文句はないのですが・・・

長引くデフレで、そもそも市場にはお金がかなりまかれているというのに、
その上、借金帳消しの為にお札を大量にすり始めれば、かなりの大型インフレになると思われます。
そこで、既に危機を感じている金持ちたちは
その資産を分散し始めているようです・・・

問題は小市民のわたしのとるべく方法は・・・と、いうことです。

とにもかくにも現金だけというのは心もとない。
現金は先程書いたとおり
デフレ下では強いもののインフレには弱いものですから。
そこで、インフレに強いといわれる
株や金、投資信託などに分散することも考えてみたいと思います。

しかし、ここでも問題点が、
もし、ハイパーインフレのような状態、
各銀行、保険会社などがどんどんつぶれる状態になれば(ハイパーインフレがおこると、かなりの銀行・保険会社はやばいと思われますが・・・既に格付けも低いものがありますし、各社国債をかなり引き受けたりもしてるようなので・・・)日本の企業もほとんどが大ダメージをくらっている状態だと思われます。
なので、株の場合は、生き残れる会社のものを買うか、それこそ海外の株を買うほうが安心かもしれません。
投資信託も、現在は無数に存在していますが
ほんとに利益を上げているものを探すのはけっこう難しいとも思われます。
現金のみでは恐ろしいので、という理由なら、多少のリスクは覚悟の上でいくつか購入するほうがいいと思います。
もちろん、その際は日本株に投資しているもの
海外国債に投資しているもの
外貨MMFなど危険を分散するため数種購入するほうがいいと思います。
が、これも極論をいえば、海外の投資信託を購入したほうがいいのかもしれません・・・
日本が破綻した際に、国民は日本の法律に従わなければならないわけで、
どんな法律が作られるかわからないからです。
国民の財産をかなり搾り取る法律を制定するかもしれません。
なので、本当は海外の銀行に口座を開き、
海外の投資信託や株も購入しておくのが安全でしょう・・・
(ちなみにわたしはただいまここで挫折中・・・)
手続きがややこしいのが問題ではありますが。

外貨での貯金も同様ですよね、
日本の銀行で外貨預金する限りは、
外貨そのもののリスクとともに
日本国破産時のリスクも被るわけです。
なので、こちらも海外に口座をもち、外貨で預金するのがやはり賢いということになりそうです。

金を購入するという手もあります。
有事の金といい、戦争やテロ
ハイパーインフレ時など
混乱の中で価値あるものとしてその威力を発揮してくれます。
今は同時多発テロ以降、かなり金も値上がりしています。
ドルもやばい
円もやばい
で、日本での金購入量はここ数年右肩上がりです。
(わたしもすこしは購入しようと思っています。先日一番安い金貨を買いました)。

わたしも、いろんな本を読んで現在勉強中です。
間違いも含まれているかもしれません、
くれぐれも運用は自己責任でお願いしますね!(*^_^*)

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