強迫神経症と戦う

夫と戯れる2

夫が強迫神経症気味(?)だと言う話を前にしたが、
夫の名誉のため具体例を書かなかった
「別に書いてもいいよ」
夫がいうので
書かせてもらおうじゃないか?
夫は火事・水漏れ・戸締りに対して恐ろしいほど警戒している。
戸締りチェックは当たり前
ドアノブも鍵をかけた後も
がちゃがちゃまわし、一度ドアノブを壊した・・・
コンセントの類は可能な限り引っこ抜き
(待機電流が流れず、環境と家計にはやさしいかもしれないが・・・)
しかも引っこ抜いたコンセントの先、その周りには絶対にものを置かない。
既に電流が流れていないコンセントの先っぽに何かが触れたからといってどうもならないのは理屈でわかるだろうに・・・
すなわち夫は電流が流れていそうなもの、すべてが警戒対象らしい
そこで家のリモコンは出かけるときのチェック対象
テレビのリモコン、クーラーのリモコン、その他リモコン数個を集め、何もないところに間隔をあけ、平行に並べる
・・・・ここまでくると儀式のようだ・・・・
電池が怖いのか、目覚まし時計などの電池を使うものも並べ始める・・・間隔をあけて・・・
蛇口から水が出ていないかをチャックする夫
見ればわかるのにわざわざ手を蛇口の下におく
しばらく待ち、水が落ちてこないのを確認。
その後も角度を変え蛇口を覗き込む夫・・・・
ガスの元栓も当然チェック・・・
これまた角度を変えチェック・・・
以上のような入念なチェックを終えた後も、部屋をうろつきいろんな角度・場所からチェック・・・
「はよ出かけようよ・・・」
あきれる私・・・
「そんなにして疲れない?」
「・・・・疲れる・・・」
(そりゃそうだろ・・・)
夫いわく、でかけるのがおっくうでおっくうでならなかったらしい・・・
旅行に行く日などは数日前から禁煙に入り、
1・2時間かけてチェック。
そりゃつらかろう・・・て
そんな夫も私のおかげでずいぶん症状が軽くなった。病的なチェックが始まるたびに「大丈夫」「一度でいいよ!」つっこみまくったからだ・・夫も私の突っ込みでいくらか冷静さを取り戻してきたのだろう
病的チェックスパイラルのなかからどうにか抜け出しつつある。
リモコンも集めなくなったし、コンセントも入れたままでも出かけることが出来るようになった
蛇口や元栓に対するチェックも一度になった。
あの病的なまでのチェック・・・
見てる分にはけっこう楽しめたのだけど・・・残念・・・