人って

私と出会う前は特に動物好きではなかった夫。
私は昔から動物好き。
小さい頃野良犬に追いかけられても、
犬は大好きだし、
いままでにたくさん動物を飼ってきた。すずめ、十姉妹、子桜インコ。セキセイインコ、
猫、犬、ウサギ。
犬に追いかけられると言えば、
私が小学校低学年の時だったか、近所でも恐れられている野良犬がいた。
ある日その犬に追いかけられた私。
死に物狂いで暴れた！！
「きゃイーーーん！！」
偶然にもキックが当り、その野良ちゃんは逃げていった。
すっごい怖かった。
ところが次の日・・・
学校から帰る幼き少女の私。
とことこ坂を上っていたら・・・
じゃじゃーーーん！！
なんと駐車してあった車の下から昨日の野良さんがっ！！！
飛び掛ってくるではありませんかっ！！
ぎえーーーー
ふたたび暴れる私！！
地面にねころんで両手両足を光速でうごかす
「ギャイーーーンン！！」
再びキックが炸裂！
野良がたじろいた瞬間に逃げ帰る私。
靴を片方脱ぎっぱなしであった。
あとから母に靴を探してきてもらった・・・
そう、今、流行り（？）のトラウマである。
以来、私は車の下から野良が襲い掛からないかと、車の下ばかり確認して歩く変な子になってしまった・・・
にしても、猫じゃないんだから車の下に、でかい図体した犬が潜むこたないだろうに・・・
結局それ以来野良ちゃんは復讐には来なかったけどね。
そんなことがあっても私は犬好き。
いままでに飼った犬は「こうじろう」君ただ1人です。
このこうじろうについては伝説が多い・・・
こうじろう伝説についてはまたいつか、書くこともあると思うが・・・
話変わって、夫。
やつも犬に追いかけられた経験を持つ。
以来、犬恐怖症。
やつを追いかけた犬は、なんと狂犬病だったらしく、そりゃこわいわな・・・と思う。
ともかくペットに縁遠い人生を歩んできた夫。
付き合い始めの頃
「今までに飼ったペットは？」
尋ねた。
「・・・くわがた」
「・・・・・・・」
「くわがたにはいろいろおってな、源氏・うし・兵隊・てつ・こてつ・・・」
なにやら理解不能な解説が始まる・・・
しかし・・・ペットの話でくわがたの話とは・・・・
ペットといえば、せめて鳥類・哺乳類であって欲しい私・・・
一緒にペットショップに行っても、
くわがたやカブトムシなどの昆虫コーナーばかりを見、
犬や猫、鳥、などには見向きもしない・・・
（こいつとは気ぃあわへんわ・・・）
ペット好きという人間の根本で気あわないとは・・・先が思いやられるぜ・・・
「インコ飼うき！！」
私が言い出したときもひたすら反対した夫。
「その金はどこから出すのか？」
「えさ代は誰が払うんだ？」
インコ一羽のえさ代なんてたかがしれてるというのに。
なんと懐の狭いことを言うのか・・・
あきれながらも
「いいよ、私の金から出すから」
言いながらゆきじろう君との暮らしが始まった。
いつの間にかゆきじろう君ラブになった夫。
「このペレット高いばい。１０００円以上するんやき・・・」
私が言うと
「いいやんか、それくらい。どんどん食わせてやれ」
「・・・・・」
えさ代についてぎゃーぎゃー言っていた人間が、よくもこう変わったものだな・・・
今では夫はインコ好き。
ペットショップではインコを見つめ、
ゆきじろう君の毛引きでは涙を流し、
ゆきじろう君の写真を職場に飾り、
つきんこの動きを見てはひとりほくそ笑み、
ＮＨＫ「ふしぎ大自然」も見るようになり、・・・・
人って変わるもんだな・・・夫を見ているとそう思う。
本人が一番驚いているみたいだが・・・
「早く犬飼おうよ！」
言うと
「嫌ばい。俺はインコ派ばい！」
そう言う夫・・・
飼えば絶対に
「俺はインコと犬派ばい！」
そう言うと思うよ？！
☆★
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茶色い犬が好きです。柴犬と暮らすのが今の夢！！柴かわいいーーーー
追記：くわがたのくだりについて　夫からダメダシが出ました・・・・
だからぁ、くわがた興味ないんだって！！私は！
なにやらニュアンスが間違っているらしいです・・・