プレステ2で

yukijirou2004-11-18

マージャンをしていた夫。
はじめ、のどかに話していたのだが、例によってまたもや格闘に
「どけっ!マージャンができんやろ!!」
「うるさいっ!」
二人で乱闘。
お互い首を絞めたり、手を動かないようにしたり、意外に高度な(?)わざでしばらく乱闘。
「いいから謝れ!!」
「あやまらんばい!!」
「いまなら許してやるっ!」
「許されることなんかないばいっ!!」
「うるせー!あやまりゃいいんだよ」
「痛い!痛い!!」
夫が降参する
「じゃあ、謝れよ・・・・」
「謝ることなんかないばい・・・痛い痛い・・・」
力をこめる私
「結局いつも謝るんだろうが!謝るなら一秒で謝れよ!」
「痛い痛い痛い」
「ほら!」
「・・・・・ごめんごめん」
「じゃあ、誰が悪かったんだ?ああ?」
「俺、俺!!俺が悪かった!!!」
「よし」
手を緩める私。
いつものパターンだ。
結局謝ることになるのなら、どうして一秒で謝らないのか、いつも格闘の末に謝る夫。
私からいじめられるのを待っているとしか思えない・・・
「ったく、謝るならはじめから謝りゃいいんだよ、無駄な抵抗しやがって、体力の無駄、時間の無駄じゃないか・・・」
勝利の余韻に浸りながら私は言う。
夫は、
再びプレステ2に手を伸ばしながら
「俺はダイエットしよるんばい」
言う。嘘つけ!
「あっ、コントローラーがはずれちょうばい・・・」
格闘の余波をうけ、本体から外れたらしい
「おい。これどうするんだよ?」
「自分ですれば?」
夫がコントローラーを片手にプレステ本体に近づく
「ん?どこに差し込むんだ?」
メモリーカードにコントローラー先をあててさまよっている・・・
(あほか・・・)
メモリーカードが二枚ともささっていて、コントローラーの差込口が見えにくくなっている・・・(しめしめ・・・)
「おい、これどうするんだよ?」
「教えちゃっか?」
「いや、自分でするばい」
天邪鬼な夫、教えてあげるといえばすぐに反抗。
プレステの側面や下をきょろきょろ見ている・・・・
もうひとつのコントローラー(これは本体につないでいないのだけど)に、自分のコントローラーをあてたりしている・・・
(意味わかんねー・・・)
「それ、リモコンになってるんばい」
「は?そんなわけないやろ!」
「いつもそうしよったやろ?」続ける私
「嘘や、リモコンじゃねーよ!」
「ボタン押してみ?」
「・・・・・」
一拍おいて
ぷち
手に持ったコントローラーのボタンを押す夫
「ほら!ならんばい!!それに電気がついてないやろーが?!」
・・・・
私。「っていうか、試してみるなよ・・・」
担がれたことにようやく気がつく夫
気を取り直してコントローラーの接続
「これ裏に差し込むんやな?」
勝ち誇ったように1人ごとをいっている・・・
(裏に差込口なんてあったらすっごい使いづらいじゃん・・・・)
「裏にはないよ・・・」
哀れなのでひとこと教えてあげた
「じゃあ、横か・・・」
「・・・・」
「やっぱ後ろやろ?!」
あくまで後ろにこだわる夫・・・手を伸ばし本体の後ろを探っている
「感電するばい?」(一応脅してみた)
「おっ、俺としたことが危ない危ない!」
(あほや・・・)
「おしえちゃろっか?」
「いらんいいようやろっ!!」
むきになる夫
「・・・・」
「あった!!」
(ちっ、見つけやがったか・・・)
差し込んだらしい夫
「あれ?だめばい・・・」
(なにぃ?おまえ どこに差し込んだんだ?・・・・)
「・・・・おっ、出来たばーーい」
・・・・
・・・・
ひとつの仕事をやり終え、自信みなぎる夫・・・・
そっか、コントローラーひとつつけるのに5分も10分もかかる人間もいるんだなっ(^.^)
ひとつ勉強になった日です・・・・
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大橋 和宏



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