技術とは

つめだいしゅき!

「捨てる!」技術 を読んでみた。
昔、流行ったんだよね?
超・整理法なんかと一緒にさ。
先日ブック・オフで買ったので、
電車に乗ってるときに読んでみた。

「捨てる!」技術
辰巳 渚



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「整理整頓」は我が家のテーマである・・・
夫がほんとうにずぼらで、散らかす生き物。
ゆきじろう君とつきんこはまだわかる。
「ふんたれゆきじろう君やねーー(*^_^*)」
言いながら、片付けるのも楽しい。
しかし、夫。
仮にも人間。
散らかし放題の野生動物状態は、決して許されるものではない。
新聞読んだら広げたまま床に散らかし。
ジュース飲んだら空き缶もほうりっぱなし。
お菓子を食えば、食いかすをぽろぽろ落とすし。
頭をかいては、髪の毛を落とす。
本は積み上げ、通路をふさぎ。
ゴミ箱の周りにごみを散らかし(ゴミ箱がいっぱいか、投げ入れたものが入らなかったらしい)。
・・・
・・・・
気にならないらしい。
私だって、それほどきれい好きではない。
が、それでも日々こつこつ整理整頓しているのである。
使い終わったものはすぐに「定位置」に戻すようにしているし(我が家ではそれを「キーポン」とよんでいて、合言葉にしている)、
読み終えた本や雑誌、DMはその場で処理を決めることにしている。

「とりあえずとっておくは禁句」
「いつか なんてこない」
この本には「格言」がいくつもあった。

「ちょっと。」
「なんや?」
「捨てる!技術をよんでみたんやけど」
「おお」
「肝に銘じてほしいことがあるき」
「・・・」
「あなたが死ねばみんなごみ!」
「・・・・」
「目に付いた、まさにそのときが捨て時!」
「・・・・・・」
「ほれっ!唱えてみい!」
「あなたが死ねばみんなごみっ!!目に付いたときが捨て時っ!!!」
「違うやろ!目に付いたまさにそのときが捨て時やっ!」
「どっちでもいいやろ、そんなもん」
「ともかく、いつかなんてこないんや。取りあえずとっておくはやめろっ!」
「そんなこといっても、使うときがくるんや」
「そんなもん、100に1つや。スペースにも家賃かかってるんや。」
「・・・」
「気持ちよくすごそーぜ!」
「・・・・おまえなぁ、狭いながらも楽しい我が家やぞ?」
「うるさいんだよ!」

ともかく夫が散らかし魔だ。
やつに自覚してもらうしかない。

「捨てる」ということはどうしても罪悪感を伴う。
どうも贅沢な気がするし。
私も「捨てる」のは好きではない。
なので私はなるべく「リサイクル」をしている。
ペットボトルやトレー、
紙パックは当たり前。
ダンボールや雑誌、新聞も当然。
さらには「プラ包装容器」やレトルト食品の紙などもせこせこ
仕分け。
しっかりリサイクルにまわしている。
なので、リサイクルについてはちと詳しい。
「これはプラやろっ!あほタレが!!」
「もういいやろ、捨てても・・」
「いいからプラにいれろ!こっちは色つきやからプラで、こっちはトレーに入れとけ!」
夫にも日々教育している。
つきに1・2度リサイクルセンターに車で運んでいる。
そう、私の罪悪感は、「地球」に対してだ。
人に対してや、ものに対してではない。
先進国の一員として、地球を汚しているからこそ、ささやかな罪滅ぼしがしたいだけなのだ。
せめて、車に乗って、排気ガスだしまくっている分くらいは、環境にいいことしたい。
そう思っている。

しかし、この作者。
「捨てる」ことを徹底していると、余計なものを「安易に」買わなくなるというのだ。
「それはそうかもしれないな・・・」
思ってみる。
なので、この作者はリサイクルにも異を唱える。
そりゃそうだ、この作者の意見だと、リサイクルは罪悪感を感じない捨て方であり、
次の購買活動の抑止にはならないのだから・・・
リサイクルしつつ、
本当に必要なものしか買わない。
それがベストなんだけどね・・・やっぱり。
「地球は未来の子供からの借り物」
私の心に留めている言葉の一つ。

しかし、気長に続けることも必要なので、リサイクルも、例えばすっごく汚れたものなどは、ごみにだしてる。(洗っていると川の水も汚れるしね)
また、出先などでも、あんまりこだわらないようにしてる。
仕事場で出たプラ包装容器なども、申し訳ないがゴミとしてださせてもらっている。
リサイクル、それ自体はいいことの代名詞のようだけど、
さっさと、人間が住みづらい地球になって、
滅亡するほうがいいのかも・・・とよく思う。
そう考えると、リサイクルはそれを遅らせているだけだもんね・・・
あんまりよくないのかも・・・・
ちなみに私は「少子高齢化」も賛成派!
先進国の人口が減っていくほうが地球にはいいからね。