そのとき

僕たち無事だよー

その時私は寝ていた。
例によって、コタツで。
「どんっ!!!!」
いきなりの地震
眠り娘の私でも、さすがに飛び起きた!
「ぎゃっ!!」
近くにいた夫に反射的に寄り添う。
ガタガタガタガタ
周りのものが落ちる、
ゆれる。ゆれる。
(とうとう来たか!)
隣の部屋のゆきじろう君が心配
が、ゆれは続き、すぐには動けない。
ゆきぃーーーーー!!!!ゆきぃーーーーー
叫ぶ私。
がたがた・・・かた・・・・かたかた・・・・・・
か・・・・たん・・・・・
ゆれがおさまるやいなや、駆け出す私。
一目散にゆきじろう君のもとへー

きょとんとしたゆきじろう君。
かごが倒れたりすることもなく、無事。
「おーい、ゆきは大丈夫かぁ?」
夫の声。
「うん、大丈夫。よかったぁ・・・・」
ほっと胸をなでおろす。
その後、興奮冷めやらぬ夫と地震の話。
「火事の現場に子どもを救い出しにいく、親の気持ちが少しわかったよ・・・」
「ゆきちゃんもつきんこも、なんの地震予知もしなかったね・・・・」
「俺が、今日ゆきちゃんを起こしたとき、いつもと寝ている場所が違ったぜ。あれが予知やったんじゃ・・・」
なにはともあれ無事でよかったです。
生死を感じたのは久しぶりでした・・・・
追伸;地震中につきんこのことを思い出さなかった私・・・・つきんこにはしっかり謝罪しました・・・
以前から、災害があったら、私がゆきじろう君保護。
夫がつきんこ保護、
という役割分担が決めてあったんですけどねー