ときめき

一階にリビング。
二階に個室。
ゆきじろう君は二階の私の部屋にいる。
リビングはTVもあるし、私ら夫婦はそこで過ごすことが多い。
ので、ゆきじろう君がさみしいだろうと思い、時々一階に連れてくる。
リビングには、柴犬4ヶ月のときじろう君が・・・
もちろん、ケージにいれておく。
そして、ゆきじろう君も、かごにいれたまま連れてくる。
ゆきじろう君、意外にもときじろう君を警戒しない。
うぉん!
うぉん!!
ときじろう君が、軽く吼えてもびくともしない。
一方、ときじろう君。
同じリビングにいる、つきじろう君には、もはや見向きもしないくせに、
なぜか、ゆきじろう君のことは、見つめ続ける・・・
私がかごの近くで、ゆきじろう君に話かけているのが気にくわないのか?
嫉妬の炎めらめらに見えるのは気のせいか・・・?
たまに舌なめずりしているのは、気のせいか・・・?
「ゆきじろう君は、うちの子やきね?あんたより先輩なんだよ?」
言い聞かせてみるが、いったいどこまで理解しているのやら・・・
餌をやろうとすると、しっかりオスワリするときじろう君。
ゆきじろう君の側でしっかりオスワリし、私のことを見つめ続けている・・・